ケーススタディー 2018年12月5日

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この記事のチャート画像は、MetaTrader 4、RF1CR1の機能を利用して作成しています。

今回は2018年12月5日のポンド円を取り上げます。ここ数回連続で取り上げている、「大きな時間足での節目で反応を確認して、その押し目(戻り目)からエントリーする」パターンです。フィボトレードの鉄板にして王道。これを学ばない手はありません。それではどうぞ。

正解はこちら

今回も正解から発表します。2018年12月5日 8:30(日本時間15:30)ごろの買いです。

初心者の方は、まずは5分足だけで、ここで買える理由をフィボトレードの7つ道具を使ってできるだけたくさん見つける努力をしてください。

なお、ここは上昇しだしたら利を伸ばしやすいところなので図では100 pipsも取っていますが、最低20 pips取れていれば、利確は適当で構いません。

4時間足で環境認識

では、この日の朝一の相場状況を上位足で見ていきましょう。

4時間足を大きく見ると、ちょうど前回下げ止まって急上昇に転じた価格帯まで下がっていることが分かります。4時間足は数週間ずっと下げてきていますが、前回ハッキリ下げ止まったゾーンまで下げてしまうと、ここから4時間足レベルの反発上昇になる恐れがあります。

よって、下げているからといって売るのは危険、かといって直前鋭く下げてきている中で、当てずっぽうで買うわけにはいかないという局面です。

こういう場合のシナリオは決まりきっていて、次の3通りです。テンプレです。悩む必要がない。

  1. もし今後、分かりやすく下げ止まったら4時間足レベルの反発上昇を狙って買い
  2. もし今後、いい感じで戻しの上昇が発生したら、戻り高値からの下降を狙って売り
  3. もし今後、時間がたっても全然上昇できないようであれば、安値更新した戻りから売り

2.は今すぐ考えることではないですね。戻しがギザギザ時間を掛けて上昇するのを見てからの話なので、早くても数日後とか1週間後とかですよ。

3.も今すぐやることではない。ローソク何十本分かぐらいの時間が経たないと本当に上昇がないのか分かりませんからね。トレードできるのはやはり1週間後とかになると思います。

よって、今日何か考えるとすれば買いです。もちろん、すぐには買いません。必ず上昇を確認して、その押し目を作る下降が下がりきらないのを確認してから買います。

ちなみに、前回下げ止まった地点は(少し左に見切れていますが)前回の大きな上昇に当てたFRのFR61.8という、フィボトレード的にも重要な意味のある価格でした。

1時間足

4時間足でだいたいやりたいことは決まったので、1時間足では新たに何か分析をするということはありません。しかし、マルチタイムフレーム分析的には非常に面白く勉強になるチャートです。

1時間足だけ見ているとどう見ても下降トレンドなんですよね。このチャートだけ見ると、下降トレンドだから当然戻したら売り、という発想になりがちです。

しかし、4時間足を分析したトレーダーは、このあたりが下降のいったんの終点になって4時間足級の反発上昇があるかもしれないことを知っています。だから、マルチタイムフレーム分析がきちんとできているトレーダーは売りを考えたりはしません。だって死にたくないもん。

このあたりは別の記事でも詳しく説明しているので読まれたらいいと思います。マルチタイムフレーム分析って面白いですよね。

5分足でエントリータイミングをはかる

それではお待ちかね。4時間足、1時間足、5分足を並べたチャートでエントリーできる場所を探していきます。

買いたいわけですから、反発がありそうなところで実際に上昇したのを確認して、押し目を待てばいいですね。

まずは正解で挙げたところとは違う場所になりますが、朝一番、時間を掛けてもFR38.2までしか下がらず、グイッと上に来たところで買ってみてもよいと思います。4時間足レベルの反発になるかもしれない場所ではありますが、もちろん、このあと反発できずに下げてしまう可能性もあります。20 pipsで満足するのならこういうトレードも十分ありです。(もちろん4時間足レベルの上昇を期待して保有してもよいです)

朝一の買い場のあと、実際にはすんなりとは上昇しませんでした。(そのまま上昇してしまうこともよくあります)

5分足で見て大きく3回止まっても下げずにグイッと陽線が出たところで買うことができます。買うためには、買う直前の下げ方を見ていなければなりません。何度もギザギザ下げようとしても上昇のFR38.2を割れないようですね。ならば、グイッと陽線が出たところで買ってみればよいでしょう。

利確は適当でいいです。

4時間足レベルの反発上昇を狙うシナリオであれば、4時間足の下降にFRを当てて、浅い戻し(FR23.6まで)でも狙えば100 pipsの大勝利となります。

実際どこまで上昇するかなんて、先のことは神にしか分かりません。別にそんなに大きく取らなくても、例えば、20pipsとか、1時間足25MAと当たるところまでとか、5分足の下降のFR50までとか、各自心ゆくところまで取ればよいと思います。

まとめ

今回も、大きな時間足の節目で反応を確認してその押し目から買うトレードを学習しました。

このパターンは非常に使えますので、他にも過去チャートから似たような場所を探して練習されることをお勧めします。繰り返し繰り返し練習すると、その分、力になります。

それではトレードの勉強、引き続き頑張っていきましょう。