[FX手法] FXの超基本、押し目買いと戻り売り その2

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この記事のチャート画像は、MetaTrader 4、RF1CR1の機能を利用して作成しています。

前回の続きです。今回の記事では、下降トレンドにおける「戻り売り」について説明します。下降トレンドなら売りを考えるのが勝ちやすいです。しかし、いくら下降が強くても、安定して勝ちたいのなら、いつでも売っていいわけではありません。いつ売るのが安全なのでしょうか?

下降トレンドでも、いつでも売っていいわけではない

今回の記事は、前回の記事とほとんど言っていることは同じです。ただ、「上昇」が「下降」に変わり、「買う」が「売る」に変わるぐらいです。それでは早速チャートを見ましょう。

2020年3月9日のポンド円1時間足です。誰がどう見ても下降トレンドです。

では、何を考えると勝ちやすいのでしたっけ?

正解はもちろん、下降トレンドでは売りを考えるんでしたよね。しかも、直近の1時間は猛烈に下げています。

どんどん下げていきそうですか?売っちゃいますか?

いいえ、ダメです

下げた先っぽで売るな

前回、上げた先っぽで買うなという話をしましたが、下げているときも同じです。

あなたがFXで勝ちたいのなら、絶対に先っぽで売ってはいけません。

先ほどの画像のところ、先っぽで売ると、こうなります。

いやー、一瞬で爆損ですね。ご愁傷様です。

これ、過去チャートで見ているとまだ客観的に見られるんですが、リアルタイムでグイグイ陰線が伸びていくのを見ていたら、つられて売ってしまう人は一定数います。そう、過去の私がそうだったように。

繰り返します。下げた先は危険です。絶対に売らないようにしましょう。

あと、念のために言っておきますが、買いはありえませんからね。あなたが底値がピッタリ分かるネ申ならば、底で買うと15分で100pips取れます。でもね、下降が止まるかもしれない価格の候補は挙げられても、実際に下降がそこで止まるかなんて、止まるまで分かりませんよ。適当に買うと突き抜けてエラい目に遭います。

戻したら売る

下降が強くて売りを考えたなら、必ず戻しを待って売ります。あまり完璧な例でなくて恐縮ですが、例えばこんな感じ。

「あまり完璧な例でない」と言ったのは、戻りの上昇もそれなりに強いからです。FR38.2ぐらいまで戻したからすぐに売り、とはできません。5分足も見て、上昇の勢いが削がれたのを確認してから売ります。参考までに4時間足、1時間足、5分足を3分割で表示したチャートも載せておきます。

5分足でドーンと落ちてきたところから上がろうとしますが、上昇が苦しそう。小さくギザギザに5波をつけて上がれませーんと5番から落ちてきたところで売りです。1時間足では上昇が強まっているかもしれませんので、短めに20~30pips取れればよいでしょう。結果的には、このあと1時間足でも最安値を更新するぐらい下げます。でも、そんなこと人間には分かりませんからね。

まとめ

今回は、下降トレンドを題材に「下がった先っぽで売るな、戻しを待って売れ」という話をしました。

下降トレンドの戻り目で売るとお金が増えます。先っぽで売るとクソです。

前の記事でも同じことを書きましたが、先っぽでトレードしないだけで、トレードの成績がみるみる上がります(真実)。心当たりのある方は試してみてくださいね。

では今日も勉強頑張りましょう。