[FX手法] 勝ちたいなら「順張り」

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この記事のチャート画像は、MetaTrader 4、RF1CR1の機能を利用して作成しています。

FXで勝ちたいなら、まずは相場のトレンドに従うことを考えるべきです。上昇しているなら買い、下降しているなら売りを考えるのが当たり前。順張りとかトレンドフォローとか呼ばれる考え方です。この記事では順張りがいかに大切か、実例を交えながらお話しします。

順張りクイズ

では早速クイズです。

次のチャートの相場は、「上昇トレンド」「下降トレンド」「どちらでもない」のどれでしょう。

正解は、上昇トレンドです。まさか間違えた人はいませんよね。

えー、最後の方ちょっと下がってきてんじゃーん。

ええ、そうですね。上昇トレンドでも、ずっと上昇し続けるわけではありません。部分的にはもちろん下降するところもあります。

全体的に見てどうかというのが大事です。

では、次の問題。

チャートの点線で囲った部分で、「買いを考える」のと「売りを考える」のでは、どちらが勝ちやすい(負けにくい)でしょうか。

正解は買いを考えるです。

上昇トレンドでは、買った後にいったん下がってしまっても、放っておけばいずれ利益になります。

勝ちやすいし、負けにくいわけです。

順張りだとどれくらい負けにくいのか

順張りだと負けにくい、ということを実感いただけるよう、勉強会に入りたての頃の私の、大変懐かしいトレードをご紹介します。

ポンド円1時間足、2021年2月1日に買いでエントリーしたトレードです。月曜日に上向きの赤い矢印で買い、1週間にわたって最大100pips超の含み損を耐えて、金曜日に辛くも利確しました。

1時間足は明らかに上昇トレンドですから、下降トレンドに変わって上昇の見込みがないという状況になるまでは持っていればいいです。含み損を抱えていた1週間、下がっては来ていますが、下降は上昇に比べてギザギザゆっくりしています。ということは、まだ上昇の方が強そうですね。そう思って損切りせずに持っていました。

なお、このトレード例はクソです。よい子はまねしてはいけません。あくまで、上昇トレンドならクソなところで買ってしまっても助かることが多いという例として出したまでです。

逆張りはどれくらいクソなのか

順張りの反対は「逆張り」と言います。

相場が上昇しているのに売りを考えたり、相場が下降しているのに買いを考えたりするのが逆張りです。

逆張りをやるとどうなるか。最初の例の上昇トレンドで、売りを考えてみましょう。

一応、売ったら結果的に20pips以上の利益になったポイントはありますね。

結構売れるポイントがあるように見えるかもしれませんが、実際にはこんなにキレイに天井から売るのは無理です。これで利益を上げようと思ったら、ピンポイントで天井の価格を当てなければなりません。できますか?

しかも、少しでもエントリーが遅れようものなら、利確できないうちに急上昇で大損失ですし、売って上昇してしまったら、もう戻ってきてくれません。損失が膨らんでいくのを、強制ロスカットされるまでお祈りしながら眺める羽目になります。

一方、買いはどうでしょう。

売りとは違って、相場の至る所、ほとんどどこで買っても儲かってしまいますね。ピンポイントで天井を見抜く必要もないし、それこそ寝ながら買いボタンを押しても、目が覚めたら儲かっているというパラダイス。超簡単。

しかも、売りは頑張って少ないチャンスをつかんでも、せいぜい30pips程度しか取れません。

買いなら適当にやっても100pips級の利益がバンバン出せます。

上昇トレンドでの売りは全く労力に見合わないということがよく分かります。下降トレンドでの買いも同じく、やる価値がない。

まとめ

この記事では、上昇トレンドなら「買い」を考えましょうというお話をしました。上昇トレンドの時に変なところで買ってしまっても、助かることが多い(=負けにくい)ですよ、という話もしました。今回下降の例は出していませんが、下降トレンドの場合はもちろん「売り」を考えます。

逆に、逆張りはまったく労力に見合わない賭けだという話もしましたね。上昇トレンドで売ろうとすると、非常に難度の高い「天井当てクイズ」に正解しなければならない上に、さほど利益が抜けるわけでもない。

勝ちたいのなら、断然、順張りです。

今回は簡単な内容でしたね。さあ、今日も勉強頑張っていきましょう。